2026 FIA-F4第5,6戦富士スピードウェイ(7/31-8/2) B-Maxレポート

FIA-F4

箕浦、中井選手は健闘するも入賞には届かず
INDPクラスは、今田選手が連続3位表彰台を獲得

B-MAX ENGINEERING(FIA-F4チーム代表 木村俊泰)は、7月31〜8月2日に富士スピードウェイで行われたFIA-F4選手権第5、6戦に参戦し、チャンピオンクラスは、箕浦稜己選手、中井陽斗選手ともにポイント獲得はならず。インディペンデントクラスは、今田信宏選手が両レースで3位表彰台を獲得しました。

チャンピオンクラス

■第5、6戦予選(7月31日(金)午後1時05分〜1時25分)
予選日の午前中に行われた練習走行では、箕浦選手が6位(1分46秒912)、中井選手が僅差の16位(1分47秒180)と、悪くない結果で、午後の予選を迎えました。しかし、気温、路面温度ともに上昇するなかで全体的にタイムは伸び悩みました。箕浦選手は計測11周目に1分47秒台に入れて9位と、上位を狙える位置を確保しました。一方、中井選手は周回毎に僅かずつタイムアップし、計測10周目に1分48秒193台を出しましたが、22位と厳しい位置からのスタートとなりました。
第6戦のグリッドを決めるセカンドタイムでは、箕浦選手17位、中井選手21位と後方に甘んじることとなり、決勝での追い上げに期待することになりました。

ドライバー 第5戦予選Bestタイム(順位) 第6戦予選2ndタイム(順位)
42号車 箕浦稜己 1分47秒747( 9) 1分48秒233(17)
43号車 中井陽斗 1分48秒193(22) 1分48秒436(21)
  • 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:38℃、路面温度:55℃

■第5戦決勝(8月1日(土)午前9時20分〜14周)
9番グリッドから好スタートで順位を上げた箕浦選手でしたが、1コーナーで接触した上位の車両を避けて失速してしまい、集団に飲み込まれてしまいました。中井選手は1周目のダンロップコーナーで接触してフロントウィングを傷め、2周目にピットに戻ってレースを終えました。
箕浦選手は、終始中団グループのなかで競り合いレースを進めますが、1周目の14位からポジションを上げることができず、最後は前車に0.1秒差まで迫りましたが、結局14位でチェッカーを受けました。

ドライバー 決勝順位 ベストタイム(順位) Point(累計)
42号車 箕浦稜己 13位 1分48秒253(19)  0( 0)
43号車 中井陽斗 DNF 2分00秒293(32)  0(18)
  • 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:32℃、路面温度:45℃

■第6戦決勝(8月2日(日)午前9時05分〜14周)
1周目に2つポジションを上げ15位で戻ってきた箕浦選手ですが、2周目には21位まで順位を落としてしまいました。一方、この日18歳の誕生日を迎えた中井選手は序盤順位をやや落としたものの、3周目には箕浦選手の背後にまでポジションを回復し、二人が連なる形となりました。
5周目以降は、19位箕浦選手、20位中井選手のオーダーでレースが進みました。9周目に箕浦選手が18位にポジションを上げると、中井選手も間に挟んだ車両を攻め続け、13周目に攻略に成功し、最後は再び連なって18、19位でチェッカーを受けました。レース後、上位選手のペナルティにより、箕浦選手は17位に繰り上がりました。

ドライバー 決勝順位 ベストタイム(順位) Point(累計)
42号車 箕浦稜己 17位 1分47秒939(22)  0( 0)
43号車 中井陽斗 19位 1分47秒783(21)  0(18)
  • 天候:曇り、コース:ドライ、気温:33℃、路面温度:44℃

■JMS RACING with B-MAXチーム監督 佐々木大樹コメント
「今大会は、予選の重要性を痛感する結果になりました。やはりトップ10に入れないと厳しい展開になってしまうので、シンプルに「速さが足りない」というのが一番の課題です。
セッションによっては速い時もありますが、コンディションの変化に対する対応力や、予選・決勝でのポジショニングがまだまだですね。F4はコンマ1秒の差で大きく順位が変わる世界ですから、そうした細かい部分をもっと突き詰めていく必要があります。上位のドライバーは位置取りも上手く、ここぞ、という場面で確実にタイムを出してきます。精度が低いためにその一瞬を逃してしまうのは、結局のところ実力不足ということです。
後方からのスタートになると、決勝では混戦に巻き込まれて運の要素も大きくなりますし、ポジション取りも難しくなってしまいます。いずれにしても、後方グリッドからのレースはかなり厳しいので、今後は予選からしっかり上位を狙えるよう頑張ります」

■42号車ドライバー 箕浦稜己選手コメント
「前回までの課題だった、バトルで慎重になりすぎて攻めきれない、という点は改善できたと感じています。自ら意図したポジションを取り、レイトブレーキで勝負を仕掛けて抜くことができました。スタートに関してもロケットスタートを決めることができ、精度が上がってきたのは大きな収穫です。途中、ポジショニングのミスでダートに飛び出してしまう場面もありましたが、全体的なレース内容としては良かったと思います。
課題をクリアでき、ようやく戦うための土台やスタートラインに立てたという感覚です。ただ、走りの精度に関してはまだレベルが低いですし、改善の余地がたくさんあります。
精度をもっと高めていけば、自然と予選のポジションや順位も上がってくるはずです。これからも練習と努力を重ねて、さらに速くなれるよう頑張っていきます」

■43号車ドライバー 中井陽斗選手コメント
「課題の多い週末になってしまいました。スタートでクラッチミートが甘く、出遅れてしまったのが痛かったです。そこからのレースも、オーバーテイクはあったものの、後方の混戦をなかなか抜け出せず、苦しい展開になりました。
ただ、ドライビングの改善を課題にして走っていたので、終盤にマシンの間隔が空いてからは自分の走りも良くなり、ポジティブな部分も見られました。とはいえ、スタート位置を上げるために、ドライビングの精度を含めてもっと速さを磨かなければと感じています。
18歳になり成人を迎えましたので、しっかり大人らしく自立していきたいです。チームの皆さんだけに頼るのではなく、自分で考えて行動する力を身につけ、一流のドライバーに近づけるよう努力していきます」

インディペンデントクラス

■予選(7月31日(金)午後1時40分〜2時00分)
前回の岡山大会を欠場した今田選手は、3か月ぶりのF4となりましたが、練習走行ではトップタイムを奪うなど絶好調。一方、DRAGON選手は練習走行からトラブルを抱え、原因を突き止められないまま、予選に臨むことになりました。
予期せぬ失速によるアクシデントを回避するため、単独で走行したDRAGON選手は、タイムを伸ばせずに、ベスト、セカンドベストともに9位。絶好調のはずだった今田選手は、終始ライバルにスリップストリームを使われ続け、最後にタイムアップしたものの、時すでに遅し。6位と好調さを結果に繋げられずに予選を終えました。

ドライバー 第5戦予選Bestタイム(順位) 第6戦予選2ndタイム(順位)
30号車 DRAGON 1分49秒554( 9) 1分49秒671( 9)
44号車 今田信宏 1分49秒448( 6) 1分49秒529( 6)

■第5戦決勝(8月1日(土)午前8時15分〜14周)
好スタートの今田選手は3位、危うくストールしそうになったDRAGON選手は8位で、オープニングラップを終えました。その後、今田選手は上位集団のなかで5位まで順位を落としますが、終盤盛り返し、最終ラップではトップ争いをしていた鳥羽選手のミスに乗じて順位を上げ、3位表彰台に上りました。DRAGON選手は、ストレートの伸びを欠きながらも、粘り強く走り9位でフィニッシュしました。

ドライバー 決勝順位 ベストタイム(順位) Point(累計)
30号車 DRAGON  9位 1分49秒038( 5)  2(26)
44号車 今田信宏  3位 1分49秒028( 4) 15(41)

■第6戦決勝(8月2日(日)午前8時00分〜14周)
スタートで順位を上げた今田選手に対し、DRAGON選手は出遅れ、1周目は5位と11位で戻ってきましたが、後方でストップした車両があり1周目からSCが入りました。
4周目のリスタート後は、今田選手は前を追いますが、背後に迫ることができずに4位のままチェッカー。DRAGON選手は、途中オーバーランで順位を落とす場面もありましたが、果敢に追い上げ7位でフィニッシュしました。
レース後、3位フィニッシュの選手が失格(ギヤオイル成分違反)、5、6位フィニッシュの選手には、危険走行でプラス5秒のペナルティが課され、今田選手は3位、DRAGON選手は4位に繰り上がりました。

ドライバー 決勝順位 ベストタイム(順位) Point(累計)
30号車 DRAGON  4位 1分48秒600( 5) 12(38)
44号車 今田信宏  3位 1分48秒563( 2) 15(56)

■30号車ドライバー DRAGON選手コメント
「今シーズンは開幕戦からずっと不調が続いていて、正直言って情けない成績だと感じています。セットアップやコーナーでのハンドリング自体は良く、レースラップも決して悪くはありません。ただ、他車と比べて、とにかくストレートが遅いのが一番の課題です。特にコーナーからの立ち上がりから中間加速にかけて伸びがない状態です。
クルマ側に原因があるのは間違いないですし、細かいトラブルも続いていたので、このインターバル期間でクルマをしっかりチェックして、根本的な解決をしたいと考えています。
コーナーの速さを犠牲にせず、ストレートスピードを伸ばせるような姿勢や車高、空力のセットアップを模索するつもりです。やれることは限られていますが、その中で最善を尽くして、次の鈴鹿ではしっかり巻き返したいですね」

■44号車ドライバー 今田信宏選手コメント
「練習走行からすごく調子が良くて久々にダブルポールを狙える手応えがあった分、本当に残念な予選になってしまいました。自分がトゥを使わずに他者に使われてしまい、相手を1位と2位に押し上げて自分が6位に沈むという、大失敗をやらかしてしまいました。
ただ、あまりペースが上がらない状況の中で、最終的に3位でフィニッシュできたのは上出来だったと思います。普段なら3位だと悔しがるところですが、今回はうまくリカバリーでき、満足感のある3位でした。
決勝のペース自体も決して悪くはなかったです。ストレートはいまいちでしたが、コーナーは速かったので、予選さえうまくいっていれば優勝争いができていたはずです。ライバル勢の速さもありましたが、反省点を活かしつつ、次はトップと互角に戦えるレースができるようにしたいですね」

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