
ホームコースで上位入賞を狙うも、百瀬選手の7位が最高位
HFDP with B-Max Racing Team(チーム代表 今関佳斗)は、8月22日〜23日に鈴鹿サーキットで行われたFIA-F4選手権(チャンピオンクラス)第7、8戦に参戦し、百瀬翔選手がポイントを獲得しました。しかし、シリーズ後半に向け、ホームコースの鈴鹿で弾みをつけたかったチームの狙いは果たせませんでした。
富士大会に続く夏決戦2戦目の舞台は、二人のホームコースである鈴鹿サーキット。昨シーズンから鈴鹿での開催は年一度となっているため、チームとしては今大会を好結果で終え、シリーズ後半に向けて弾みをつけるべく、気合い十分でサーキット入りしました。
■第7、8戦予選(8月22日(土)午前8時30分〜50分)
クリアラップが取れるよう、混雑を避けた位置取りを意識して予選に臨んだ二人は、計測3周目に、百瀬選手2分07秒905、黒沢選手2分8秒111と、悪くないタイムを記録してここからタイムを削り取る作業に入りました。ところがその矢先に、1〜2コーナーでコースアウトした車両があり、赤旗が提示され走行は中断。
走行再開後、百瀬選手は2分07秒767まで詰めますが、黒沢選手はリズムが乱れてしまい、タイム更新ならずに予選は終了。百瀬選手12位(セカンドタイム10位)、黒沢選手18位(同16位)と、抜きどころの少ないコースで、厳しい位置からのスタートとなりました。

| ドライバー | 第7戦予選Bestタイム(順位) | 第8戦予選2ndタイム(順位) | |
| 50号車 | 百瀬 翔 | 2分07秒767(12) | 2分07秒905(10) |
| 51号車 | 黒沢和真 | 2分08秒111(18) | 2分08秒232(16) |
- 天候:曇り、コース:ドライ、気温:30℃、路面温度:33℃
■第7戦決勝(8月22日(土)午後2時25分〜11周)
スタートでポイント圏内の10位まで順位を上げた百瀬選手ですが、2周目のシケインで順位を落としてしまいました。以降は、13位百瀬選手、14位黒沢選手と、二人が連なる形になりますが、その後、レースは膠着状態となり、縦に長い展開になりました。
9周目の1〜2コーナーでコースアウトして動けなくなった車両があり、レースはSCが入り、結局そのままチェッカーとなりました。
上位選手にペナルティがあり、百瀬選手は繰り上がって11位、黒沢選手は16位でチェッカーを受けましたが、接触行為があったとして10秒のタイムペナルティを課され、最終結果は28位でした。

| ドライバー | 決勝順位 | ベストタイム(順位) | Point(累計) | |
| 50号車 | 百瀬 翔 | 12位 | 2分08秒609(12) | 0(37) |
| 51号車 | 黒沢和真 | 28位 | 2分08秒613(13) | 0(15) |
- 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:36℃、路面温度:52℃
■第8戦決勝(8月23日(日)午前9時35分〜11周)
オープニングラップは百瀬選手9位、黒沢選手15位と、揃って1つポジションを上げて、戻ってきますが、後方の車両が1コーナーで絡んで、1周目からSCが入りました。このSCラン中に上位で接触があり、1台が遅れたことで、二人はまた1つずつ順位を上げました。
5周目に再スタートしますが、上位グループのなかで順位を上げるのは難しく、百瀬選手はポジションをキープ。それでも、黒沢選手は5周目13位、8周目に12位と着実に順位を上げました。
終盤に起きたデグナーカーブのクラッシュで、再びSCが入り、レースはそのままフィニッシュとなりますが、SC中の接触で上位選手にペナルティが課され、二人は繰り上がって、7位と11位でフィニッシュ。百瀬選手は、今シーズン5回目の入賞を果たしました。

| ドライバー | 決勝順位 | ベストタイム(順位) | Point(累計) | |
| 50号車 | 百瀬 翔 | 7位 | 2分07秒961( 9) | 6(43) |
| 51号車 | 黒沢和真 | 11位 | 2分07秒739( 3) | 0(15) |
- 天候:曇り、コース:ドライ、気温:31℃、路面温度:38℃
■チーム監督 武藤英紀コメント
「ホームコースの鈴鹿でしたが、予選で上手く組み立てられず、下位に沈んでしまいました。決勝のペース自体は悪くないものの、いつも同じパターンを繰り返してしまっています。今回は、走り込んでいる鈴鹿だったことで、その改善策も見えてきました。セッティングの
方向性が明確になっていなかった部分についても、原因が分かったように思います。
ドライバーの成長カーブが若干ゆっくりで、毎レース同じことを繰り返している感覚があります。このカテゴリーで上を目指すには、インターバルの期間に得たものを生かした上で、常に限界域での走りを再現できるよう、ドライバーもチームも一緒に、成長曲線を上向きにしていく必要がありますね」
■50号車ドライバー 百瀬 翔選手コメント
「自信を持って臨んだ週末でしたが、思い通りにはなりませんでした。新品タイヤのときに上位へつけられず、マシンを上手く仕上げられなかった点は悔やまれます。予選では全セクターをまとめきれませんでしたが、アタック自体は全力を出し切れたと感じています。
決勝では、1レース目は序盤まで順調だったものの、シケインの出口で接触があり、順位を落としてしまったのは勿体なかったです。2レース目はセッティングを調整したことで良い方向へ進み、今後のコンセプトにつながる手応えを得られました。
課題は、練習走行からトップ5に居続けられるマシンの仕上げ方や準備の精度です。自分の発言に責任を持ち、エンジニアと密にコミュニケーションを取る必要があります。今回は走り方の意識を変えて限界域で走れるようになり、次元が上がったという実感を得られたことが大きな収穫でした」
■51号車ドライバー 黒沢和真選手コメント
「練習走行初日は、調子が良く順調でしたが、金曜日からコンディションが変わった際にタイムレンジの上がりに、ドライビングで対応しきれず、結果、予選で沈んでしまいました。
1レース目では集団の後ろに引っかかり、自分のミスもあって接触に繋がってしまいました。2レース目は、ペース自体は良く、セッティングを変えなくても、自分の運転を合わせることでタイムが変わると学べたのは大きかったです。でも、思うように追い上げられず課題の残る週末になりました。
今回のレースで、バトルの技術やマシンに合わせたドライビングの重要性を痛感しました。ここで得た学びを次戦の菅生にしっかり活かして、最初から上位を狙えるよう頑張りたいと思います」
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