2025 FRJ第5戦(Race11,12)富士スピードウェイ(9/27)レポート

FRJ

卜部選手、安定した走りで連続表彰台を獲得

B-Max Racing Team(チーム総代表 組田龍司)は、9月27日に富士スピードウェイで行われたフォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ選手権(FRJ)第5戦(Race11、12)に参戦し、卜部和久選手が2戦とも表彰台に上り、ジャ・ジャンビン選手はRace12でシングルフィニッシュを果たしました。

■予選(9月27日(土)午前8時30分〜9時15分)
朝からサーキット上空が雲に覆われ、涼しさを感じるなか、予選がスタート。Race11の予選では、卜部選手が残り3分となったところで、1周のクールダウンの後、1分37秒864をマーク。3位に上がりました。Race12では1分37秒台前半までタイムを短縮しましたが、トップ2には届かず連続3位でした。
ジャンビン選手は、Race11では後半に1分39秒台に入れてから、なかなかタイムが上がらず10位。Race12では、1秒以上のタイム短縮を成し遂げ8位に食い込みました。

ドライバー Race11予選タイム(順位) Race12予選タイム(順位)
50号車 卜部 和久 1分37秒864( 3/15) 1分37秒152( 3/15)
51号車 ジャ・ジャンビン 1分39秒611(10/15) 1分38秒549( 8/15)
  • 天候:曇り、コース:ドライ、気温:21℃、路面温度:27℃

■Race11決勝(9月27日(土)午後1時30分〜15周)
スタートで1つ順位を落とした卜部選手は、1分38秒台前半のペースで安定して走り、ペースの落ちてきた3位大宮選手を、6周目1.2秒、8周目0.9秒、10周目0.5秒と追い上げ、スリップストリームを使って、12周目の1コーナーアウトから仕掛け3位に浮上。この時点でトップ2車との差は大きく開いてしまいましたが、3位を守ってチェッカーを受けました。
ジャンビン選手は、1周目のコントロールラインを11位で通過。その後は、徐々にラップタイムを上げ、1分39秒台で周回を重ねましたが、前後は離れての単独走行となり、そのまま11位でフィニッシュしました。

  • 天候:曇り、コース:ドライ、気温:25℃、路面温度:39℃

■Race12決勝(9月27日(土)午後5時00分〜15周)
夕暮れ迫る雰囲気のなかレースがスタート。1コーナーでアウトから前車に仕掛けた卜部選手でしたが、抜くまでには至らず3位をキープ。その後、トップ2車には引き離されつつも終盤まで3位を走行。12周目に2位を走行していた鈴木選手が100Rでスピンし、卜部選手の後方でレースに復帰しました。残る4周は、鈴木選手に背後から攻められる展開になりましたが、最後まで抑えきって2位でフィニッシュ。連続表彰台に上りました。
ジャンビン選手は、1周目に大きく遅れてしまったものの、徐々に追い上げて、5周目からは9位争いを展開。8周目に9位に上がると、最後までポジションを守ってレースを終えました。

ドライバー 決勝順位 ベストタイム(順位) Point(累計) Rank
50号車 卜部 和久 2位 1分38秒059( 5/14) 18(119) 4
51号車 ジャ・ジャンビン 9位 1分39秒304( 9/14)  2( 57) 8
  • 天候:曇り、コース:ドライ、気温:22℃、路面温度:29℃

今大会は、世界耐久選手権(WEC)のサポートレースとして行われたため、土曜日のワンデーレースとなり、ややタイトなスケジュールとなりました。加えて、卜部選手はもうひとつのサポートレース、ポルシェカップとのダブルエントリーだったため、さらに忙しい一日となりました。
レースは、トップ2台のペースとは差がありますので、最終大会の鈴鹿では、その差を埋めるべく準備をして臨みます。

■50号車ドライバー 卜部和久選手コメント
「今大会は、ダブルエントリーで時間的に厳しいなか、武藤監督と今関エンジニアがしっかりサポートしてくれて、セットアップ考えてくださったことが、2度の表彰台に繋がったと思います。ストレートがもう少し伸びてくれれば、トップ2台を追えたと思います。
このレースウィークでポテンシャルの高さを実感したので、最終戦までに改善すべきポイントを見直して、鈴鹿で優勝してチームの皆さんの期待に応えたいと思います」

■50号車監督 武藤英紀コメント
「結果として2レースとも表彰台には乗れましたが、週末を通して、トップ2台に比べてペースがないのは明らかでした。タイム差もかなり大きかったので、鈴鹿までにその差を埋めるべく、クルマを見直したいと思います。前回の鈴鹿では優勝しているので、勝ってシーズンを締めくくりたいですね」

■51号車ドライバー ジャ・ジャンビン選手コメント
「何が問題なのか正確にはわかりませんが、自分自身にすごく失望していますし、チームにも申し訳ないと気持ちでいっぱいです。今週末は、自分の実力をまったく見せることができませんでしたし、前回までに築き上げてきた自信をすべて失ってしまった気がします。
でも、今できることは、問題を見つけて、次に向けて準備することだけです。鈴鹿は、前回のレースでの走行経験しかなく、もっと走行時間が必要です。可能ならば、鈴鹿に向けて追加テストをしたいと思います」



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