2026 FIA-F4第7,8戦鈴鹿サーキット(8/22-23) B-Maxレポート

FIA-F4

箕浦選手が初入賞を果たすも、鈴鹿での巻き返しはならず
INDPクラスは今田選手が今季初優勝、DRAGON選手も表彰台獲得

B-MAX ENGINEERING(FIA-F4チーム代表 木村俊泰)は、8月22日〜23日に鈴鹿サーキットで行われたFIA-F4選手権(チャンピオンクラス)第7、8戦に参戦し、チャンピオンクラスは、箕浦稜己選手が初ポイントを獲得。インディペンデントクラスでは、今田信宏選手が今季初優勝を飾り、DRAGON選手も2位表彰台に上がりました。

チャンピオンクラス

■第7、8戦予選(8月22日(土)午前8時30分〜50分)
練習走行でベスト10に入る速さを見せていた箕浦選手は、開始早々に2分07秒台に入れますが、中井選手は08秒を切れずに苦しい出だしとなりました。リズムを取り戻してタイムアップしたいところでしたが、2コーナーでクラッシュした車両があり走行は中断となってしまいました。
再開後、残り少ない時間で渾身のアタックを見せた両選手は、箕浦選手が2分07秒846、中井選手は07秒963までタイムアップしました。しかし、中井選手は、走路外走行の判定により、ベストから3ラップが採用されず。さらに、走路外走行を複数回行ったとして、決勝では3グリッド降格のペナルティを課されてしまいました。

ドライバー 第7戦予選Bestタイム(順位) 第8戦予選2ndタイム(順位)
42号車 箕浦稜己 2分07秒846(13) 2分07秒966(12)
43号車 中井陽斗 2分09秒692(28) 2分16秒069(NC)
  • 天候:曇り、コース:ドライ、気温:30℃、路面温度:33℃

■第7戦決勝(8月22日(土)午後2時25分〜11周)
午後になって気温も上昇し、猛暑のなかスタートを迎えました。13番グリッドからスタートした箕浦選手は、3周目に1つポジションを上げ、最後尾29番グリッドからのスタートとなった中井選手も、3周目に22位まで挽回しますが、その後は抜きづらいコースでなかなかチャンスを見いだせず、箕浦選手は12位、中井選手は21位で終盤に入りました。
9周目の2コーナーで後方車両がスピンして動けなくなり、セーフティカー(SC)が入りました。すでに、この時点で残り2周。車両の回収作業が終了した最終ラップに、SCはコースを外れますが、レースは再開されることなく、そのまま終了となりました。最終結果は、上位車のペナルティもあり、箕浦選手はポイント獲得まで僅かに届かず11位、中井選手は20位でした。

ドライバー 決勝順位 ベストタイム(順位) Point(累計)
42号車 箕浦稜己 11位 2分08秒650(14)  0( 0)
43号車 中井陽斗 20位 2分08秒705(16)  0(18)
  • 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:36℃、路面温度:52℃

■第8戦決勝(8月23日(日)午前9時35分〜11周)
1周目、箕浦選手は1つポジションを上げ11位、28番手スタートの中井選手は21位までポジションを上げて戻ってきました。2周目には上位車の接触でポジションを上げますが、1コーナーで後方集団の車両2台が絡んで、SCが入りました。
5周目に再開された後、箕浦選手は10位とポイント圏内でレースを進め、中井選手は5周目16位、6周目15位と攻めの走りを見せますが、9周目にデグナーカーブでクラッシュした車両がありSCが導入され、結局レースは第7戦同様に、そのままの順位でフィニッシュとなりました。上位者が2周目の接触でペナルティを受けたことで、箕浦選手は9位。初のポイントを獲得しました。

ドライバー 決勝順位 ベストタイム(順位) Point(累計)
42号車 箕浦稜己  9位 2分08秒026(11)  2( 2)
43号車 中井陽斗 15位 2分08秒763(19)  0(18)
  • 天候:曇り、コース:ドライ、気温:31℃、路面温度:38℃

■JMS RACING with B-MAXチーム監督 佐々木大樹コメント
「箕浦選手は、テストで好調でしたし鈴鹿は得意なコースだけに、特に予選で実力を出し切れなかったのは勿体なかったですね。ポイントは取れましたが、上位を狙えるチャンスのある大会でしたので、ポイント獲得で満足せず、もっと貪欲に結果を狙ってほしいですね。
中井選手も課題は予選です。赤旗などの影響があったとはいえ、しっかりタイムを出している選手もいます。予選で力を出し切れないのはフォーミュラレースでは致命的です。
二人とも、本質的な部分ではほとんど進化が見られません。細かい成長はあるかもしれませんが、さらに課題と向き合い、どうすれば解決できるかを自分で考える必要があります。
鈴鹿などのコースではポジション変動が少なく、予選とスタートがほぼすべてと言っても過言ではありません。予選で上位に行かなければ戦う資格すら得られません。レース展開以前に、とにかく予選での速さを突き詰めてほしいですね」

■42号車ドライバー 箕浦稜己選手コメント
「2レース目は、予選で12位という位置につけてポイントを獲得できましたが、練習してきた走りをしっかり出せていれば、もっと上の順位を狙えたはずなので、予選はすごくもったいなかったと思っています。
レースに関しては、1レース目はスタート後の1コーナーで、位置取りに失敗してアウトから抜くことができませんでした。2レース目は、その反省を生かし、レイトブレーキでアウトから追い抜くことができましたので、その部分はすごく勉強になりました。次戦に向けても引き続き頑張ります」

■43号車ドライバー 中井陽斗選手コメント
「予選は、四脱(走路外走行)を何度も繰り返してしまいました。完全に自分のミスで、チームに申し訳なく思っています。速さを磨いてきたつもりでしたが、(採用されなかった)タイムが残っていたとしても上位にはいけていませんでしたし、狙っていたポジションを得ることはできませんでした。
決勝に関しては、鈴鹿なのでオーバーテイクが難しく苦戦しましたが、今日の2レース目はスタートも抜群によく、SC明けもリスタートのタイミングを合わせて追い抜くことができたので、レース内容としては良かったと思います。
自分なりに考えて実践していることが、タイムに表れていませんが、成長としている実感はあります。次戦はそれをしっかり発揮できるよう準備していきます」

インディペンデントクラス

■第7、8戦予選(8月22日(土)午前9時10分〜30分)
今田選手、DRAGON選手ともに滑り出し良く、計測1周目から2分10秒台に入れました。しかし、練習走行で好調だったDRAGON選手は、セクタータイムにややバラつきがあり、10秒の壁を破れませんでした。一方、今田選手は絶好調。2分09秒台に入れて、さらにタイムを伸ばして、2分09秒294で今季初のポールポジションを獲得しました。
今田選手はセカンドタイムでもトップを記録しましたが、当該ラップタイム2分09秒520は、走路外走行の判定で採用されず。ダブルポールは逃しましたが、ポールと3番グリッドと好位置を確保。DRAGON選手も狙ったポジションは得られませんでしたが、両レースとも表彰台を狙える5番グリッドからのスタートとなりました。

ドライバー 第7戦予選Bestタイム(順位) 第8戦予選2ndタイム(順位)
30号車 DRAGON 2分10秒027( 5) 2分10秒125( 5)
44号車 今田信宏 2分09秒294( 1) 2分09秒799( 3)

■第7戦決勝(8月22日(土)午後1時20分〜11周)
ポールの今田選手がトップを守り、3台がトップグループを形成。5番グリッドのDRAGON選手は1周目に4位に上がりました。3周目のヘアピンでのアクシデントで、SCが入りました。
6周目の再スタート後は、今田選手とKENTARO選手が熾烈な首位争いを繰り広げ、両者は9周目の1コーナーから並走しますが、2コーナーで軽く接触して今田選手はスピン。トップに立ったKENTARO選手ですが、デグナーカーブでコースオフ。さらにこの周の130Rでアクシデントがあり、レースは二度目のSCとなりそのまま終了となりました。9周目の混乱で順位を上げたDRAGON選手は、今季初の表彰台に上りました。

ドライバー 決勝順位 ベストタイム(順位) Point(累計)
30号車 DRAGON  2位 2分10秒717( 4) 18(56)
44号車 今田信宏  DNF 2分10秒027( 2)  0(56)

■第8戦決勝(8月23日(日)午前8時30分〜11周)
セカンドロー3番グリッドから抜群のスタートでトップに躍り出た今田選手は、背後に迫るHIROBON選手を巧みに抑え続けました。1周目と9周目にアクシデントでSCが入りましたが、二度目のリスタートではアクセルオンのタイミングを遅らせる頭脳プレーを見せ、トップを守ったままチェッカー。今季初、昨年のオートポリス以来10か月ぶりの優勝を飾りました。
DRAGON選手は、グリッドポジションの5位をキープして、集団のなかで争い、9周目に3位の選手がコースオフしたことで、順位を4位に上げてフィニッシュしました。

ドライバー 決勝順位 ベストタイム(順位) Point(累計)
30号車 DRAGON  4位 2分09秒597( 4) 12(68)
44号車 今田信宏  優勝 2分09秒345( 2) 25(81)

■30号車ドライバー DRAGON選手コメント
「練習走行から調子が良く、フロントローを狙えると感じていました。ただ、速いセクターと遅いセクターがあり、予選では思うようにタイムが伸びませんでした。抜きづらい鈴鹿で、両レースとも5番手というスタート位置は、2列目までに並んだ人たちを見ると厳しい展開になると思いました。
案の定、1レース目ではペースは悪くないものの、前の車を抜くことは容易ではありませんでした。結果的に上位の脱落で2位を得ましたが、鈴鹿ではアクシデントやSCの可能性は高いと思っていましたし、あの位置を走っていたからの結果ですので、ポジティブに捉えています。2レース目は、タイヤの冷えた1周目の速さには自信がありましたので、オープニングで2台は抜く予定でした。ところが、1周目のSCで相手にタイヤを温める時間ができてしまい、目論見は外れてしまいました。
想定していたとおりですが、レースは予選で決まっていたように思います。上位の人たちは実力伯仲ですので、予選で前に行かないと、鈴鹿で優勝を狙うのは難しいですね」

■44号車ドライバー 今田信宏選手コメント
「ダブルポール、ダブルウィンが理想でしたが、結果的に1勝できて良かったと思います。今回は今年一番の出来で、セッションを重ねる度に、マシンが徐々に良くなっていき、手応えを感じました。課題だったストレートスピードも劣っている感じはなく、他車と比べても同等か少し速いくらいで、戦いやすい状態でした。
1レース目は接触で残念な結果になりましたが、KENTARO選手とのギリギリのバトルは本当に楽しめました。2レース目は、最後のSC明けのリスタートは、一度目で学習されていたので、タイミングを意識的にずらしました。シケインの2つ目で加速したことで、狙いどおり抜け出すことができ、危なげなく抑え込めて良かったです。
シリーズを戦う以上、常に1〜3位を維持し、予選では全力を出し切ることを目標にしていますので、次戦も今回の流れを維持していきたいと思います」

Photo Gallery



関連記事

特集記事

TOP
CLOSE