2022 SF第1,2戦富士(4/9-10)レポート

Super Formula

苦しいシーズンスタート、次戦鈴鹿に挽回を期す

B-Max Racing Team(SFチーム代表 宮田雅史)は、4月9~10日、富士スピードウェイで行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権第1,2戦に参戦し、苦しみながらも両レースとも完走を果たしました。
シリーズを有利に進めるためには開幕ダッシュが必要でしたが、狙っていた優勝、上位フィニッシュへの道筋は見えないまま、開幕大会の連戦をノーポイントで終えることになってしまいました。シリーズを考えると非常に厳しい状況になりましたが、挽回を期して次戦鈴鹿に臨みます。

■第1戦(4月9日(土)決勝:午後2時30分~41周)
快晴となったものの風の強いコンディションとなった予選Q1(Bグループ)。松下選手はセッティングが十分決まっていないマシンで渾身のアタックを試みますが、Q2進出となる6位と僅か0.041秒という僅差でノックアウト。14番グリッドスタートとなりました。
決勝は、悪い流れを象徴するようにスタートでエンジンストール。大きく遅れて最後尾から追い上げることになりました。10周を終えタイヤ交換をして追撃を試みましたが、16周目にマシンに違和感がありピットイン。その後再スタートをしましたが、周回遅れとなり20位完走で開幕戦を終えました。

ドライバー セッション タイム/順位
50号車 松下信治 予選 Q1(順位) 1分22秒171(7/11)
Q2(順位)
決勝 順位 20位
ベストタイム 1分24秒037(12/20)
  • 予選 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:16.6度、路面温度:17.1度
  • 決勝 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:21.0度、路面温度:32.9度

■第2戦(4月10日(日)決勝:午後2時30分~41周)
第1戦の結果により予選Q1はAグループでの出走となりました。タイヤをゆっくりと温めた後のアタックで1分24秒468をマーク。しかし、走路外走行があったとしてこのタイムは抹消。セカンドベストの1分22秒733が予選タイムとなり、またしてもQ2進出は叶いませんでした。
決勝は最後尾スタートとなりましたが、好ダッシュから次々に前車をパス。大躍進の12位で1周目を終えました。ところがこのとき、先を急ぐあまりダンロップコーナーで牧野選手に接触してしまい、9周目にドライブスルーペナルティ。これで完全に上位進出の道は閉ざされてしまいました。
それでも次戦に繋げるために攻め続け、終盤は徐々にタイムアップ。34周目に自身のベストタイムをマークするなど諦めずに走り切ってチェッカーを受けました。

ドライバー セッション タイム/順位
50号車 松下信治 予選 Q1(順位) 1分22秒733(11/11)
Q2(順位)
決勝 順位 19位
ベストタイム 1分24秒552(13/20)
  • 予選 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:20.8度、路面温度:26.3度
  • 決勝 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:24.5度、路面温度:39.3度

■チーム監督 本山 哲コメント
いろいろな意味でリズムが悪かったですね。今回のコンディションに対してクルマがいまひとつ決まらなかったということはありますが、シリーズを戦う上では、そういう状況のなかでもしっかりとリザルトを残していくことが重要です。その意味ではチームもドライバーももっと粘り強さを見せなければいけなかったと思います。苦しい週末でしたが、今回の反省を踏まえ優勝を狙えるチームづくりを進めていきたいと思います。

■チーフエンジニア 田坂泰啓コメント
週末を通してしっくりいきませんでした。最後のレースではヒントとなるものも見つかりましたので、次の富士では最初からもう少しレベルの高い位置で戦えるようにしたいと思います。ラップタイムを見てもトップには及びませんが、中団グループのなかでは悲観するものではなかったと思いますし、何よりも最後の決勝でドライバーがこのレースウィークでは一番良いフィーリングを得られたというのが収穫です。

■ドライバー 松下信治選手コメント
残念な週末でした。予選から良いセッティングを見出せず、かなりいろいろ試しましたが、最後まで見つけることができませんでした。第2戦に関してはスタートしかチャンスがなかったので攻めましたが、接触してしまい、それが原因で勝負はできませんでした。鈴鹿に向けて、この噛み合わない悪い流れを変えるために、田坂エンジニアと協力してクルマを仕上げていきたいと思います。




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