悔しさは残るも、手応えを掴んで開幕大会を終える
San-Ei Gen with B-Max(チーム代表 組田龍司)は、4月4~5日、モビリティリゾートもてぎで行われた、全日本スーパーフォーミュラ選手権第1、2戦に参戦し、野村勇斗選手が、デビューレースとなった第1戦の予選で4位を獲得し、大きな注目を集めました。決勝はトラブルもありましたが7位でフィニッシュし、初レースでポイントを獲得しました。
第2戦は、予選で9位を得ましたが、決勝はフォーメーションラップのスタートでエンジンが止まってしまい、最後尾からの追い上げとなり、15位でフィニッシュ。決勝は両レースとも悔しい結果となりましたが、大きな手応えを掴んで開幕大会を終えました。
■第1戦予選(4月4日(土)午前9時30分〜10時15分)
金曜日に行われたフリー走行では、トラブルで予選を想定したアタックができず、やや不安を抱えて臨んだ予選Q1。時折、雨粒が落ちる天候でしたが、Aグループに出走した野村選手は、徐々にタイムを上げ、計測6周目にフルアタック。7位との差100分の4秒という僅差でしたが、6位に滑り込み、初の予選でQ2進出を果たしました。
マシンをアジャストして臨んだQ2は、路面の回復もありQ1から大幅にタイムアップ。セクター4の区間タイムで全体のベストタイムをマークする走りで、ポールタイムから0.254秒差の5位。予選後の再車検で、4位の車両が失格となったため、繰り上がって4位。デビューレースを期待以上の2列目から迎えることとなりました。

| ドライバー | セッション | タイム(順位) | ||
| 50号車 | 野村勇斗 | 予選 | Q1 | 1分31秒365( 6) |
| Q2 | 1分30秒101( 4) | |||
| 総合順位 | 4位 | |||
- 天候:雨/曇り、コース:ウェット/ドライ、気温:14度、路面温度:16度
■第1戦決勝(4月4日(土)午後2時45分~23周)
予選終了後から降り出した雨のため、コースはフルウェット。安全確保による中断を挟んで、セーフティカー(SC)先導による周回が続きました。午後4時前、雨が弱くなったタイミングでSCがコースを外れ、スタートが切られましたが、野村選手はエンジンが吹けない症状が出て、順位を落としてしまいました。接触やスピンなどが多く、その後も2度SCが入り、最後はSCランのままチェッカーとなりました。野村選手は、終盤にはペースも戻り7位フィニッシュ。グリッドを考えるとやや不本意な結果ですが、デビュー戦でポイントを獲得しました。

| ドライバー | セッション | 順位/タイム(順位) | Point(累計) | ||
| 50号車 | 野村勇斗 | 決勝 | 順位 | 7位 | 2( 2) |
| ベストタイム | 1分59秒058( 6) | ||||
- 天候:雨、コース:ウェット、気温:14度、路面温度:16度
■第2戦予選(4月5日(日)午前10時10分〜10時55分)
Q1Bグループに出走した野村選手は、好調を維持し5位でQ1を突破。2戦連続でQ2に進出しました。Q2では、2周連続でアタックしたり、クールダウンラップを挟んでアタックしたりするなど、タイヤが発熱しづらい路面に対し、各チームがさまざまなアプローチをしましたが、野村選手は、オーソドックスに最後の周にアタックをかけるスタイルを取りました。
残念ながら、ステアリングに些細なトラブルが出て悔しい9位という結果でしたが、2戦続けてシングルグリッドを獲得。5位との差コンマ1秒という僅差の予選でした。

| ドライバー | セッション | タイム(順位) | ||
| 50号車 | 野村勇斗 | 予選 | Q1 | 1分31秒406( 5) |
| Q2 | 1分30秒943( 9) | |||
| 総合順位 | 9位 | |||
- 天候:曇り/晴れ、コース:ハーフウェット、気温:23度、路面温度:28度
■第2戦決勝(4月5日(日)午後2時45分~37周)
野村選手にとって、SFで初めてのスタンディングスタートでしたが、フォーメーションラップのスタートでエンジンストール。最後尾から追い上げることになりました。
それでも、諦めることなく、オープニングラップで7台を抜くという攻めの姿勢を貫き17位までポジションアップ。規定の10周を終えてピットに滑り込みました。
決勝のペースは、フリー走行のロングランでも安定しており、後半の追い上げに期待がかかりました。しかし、ピット作業でタイムロスがあり、前方にはマシンが連なっていたため、大きくポジションを上げることは叶わず、15位でフィニッシュしました。

| ドライバー | セッション | 順位/タイム(順位) | Point(累計) | ||
| 50号車 | 野村勇斗 | 決勝 | 順位 | 15位 | 0( 2) |
| ベストタイム | 1分32秒200(10) | ||||
- 天候:曇り、コース:ドライ、気温:22度、路面温度:28度
■チーム監督 武藤英紀コメント
「予選は、新チームの初戦としては非常に高いポテンシャルを示すことができました。オフの間に積み重ねてきたことが、実を結んだように思います。決勝は、第1戦に関しては、ほぼセーフティカーランで評価しづらいレースでした。第2戦も最後尾からの追い上げで順位を上げるのは厳しかったですが、ペースは上位陣に遜色ないものでしたし、内容は良かったと思います。
チームとしてはピット作業もまだまだ詰めなければいけませんし、レース中のコミュニケーションにも課題は残りましたので、次に向け改善したいと思います。チームワークは他に負けていませんので、そこを生かして結果に繋げていきます。応援ありがとうございました」
■アドバイザー 大津弘樹コメント
「ルーキーのデビュー戦ですので、いろいろなことが起きると構えていましたが、フリー走行から、クルマのポテンシャルも高く、ドライバーも落ち着いていましたので、安心して見ていることができました。予選は、第1戦のQ2は凄く良かったですね。第2戦は位置取りに少し課題が残りましたが、決勝も含め、現状のなかでは出し切れた大会だったと思います。
ポジティブなところは多くありましたので、そこを伸ばして、チーム全体として精度を上げていけば、早い段階で上位に食い込める可能性はかなりあると思います」
■チーフエンジニア 今関佳斗コメント
「本当はもっと上を狙っていたので、正直悔しさは残りますが、初戦でもてぎということを考えると、まずまずの結果だったと思います。予選一発の速さに関しては、まだトップとは差がありますが、スピードはかなり狙ったレベルに近づけたと思います。
次のオートポリスは、今回とは違うタイプのサーキットですが、僕が一番好きなコースですので、今回以上に見ている方を驚かすことができればと思います。あとは決勝をきちんとまとめてリザルトを残したいですね」
■ドライバー 野村勇斗 選手コメント
「金曜日の走り始めの段階から、マシンの状態はすごく良かったです。予選に向けた合わせ込みもうまくいって、第1戦の予選では自信を持ってアタックできました。第2戦もQ2に進むことができ、予選に関しては両レースとも良かった反面、決勝はトラブルやミスもあって思ったようには行きませんでした。第2戦のペースは本当に良かったので、スタートのミスは勿体なかったですし、悔いが残ります。ただ、バトルでも競り負けはなかったので、次のオートポリスではきちんと結果を残します」
| Photo Gallery |




























