2024 SFL第4,5,6戦オートポリス(5/18-19)レポート

Super Formula Lights

小出選手まず1勝、フレデリック、荒川選手は表彰台獲得

B-Max Racing Team(チーム総代表・SFLチーム代表 組田龍司)は、5月18〜19日、オートポリスで行われた全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第4~6戦に参戦し、小出選手が第5戦で優勝を飾り、荒川選手は第4戦、フレデリック選手は第6戦で表彰台を獲得しました。
開幕大会が車両のアップデートパーツの問題で延期となったため、実質のシーズン開幕となった今大会は、レギュラードライバーのフレデリック選手、小出選手に加え、荒川選手がスポット参戦。三人ともに表彰台に上がり、上々のシーズンスタートを切りました。
マスタークラスは、好敵手の今田選手とDRAGON選手が競り合いましたが、今田選手が3連勝。今シーズンも二人による熾烈なタイトル争いが繰り広げられそうです。

■第4、5戦予選(5月18日(土)午前11時5分~11時35分)
この日は全国的に気温が上昇。特に九州地方は午前中から気温30度超えと、5月とは思えない暑さのなかでの予選となりました。
第4戦の予選は、練習走行から好調の荒川選手が最後のアタックで1分37秒396をマーク。「少しミスをしてしまった」とポールポジションには0.1秒届かず3位。小出選手とフレデリック選手は、セッティングを十分に合わせることができずに5位、8位と不本意な順位になってしまいました。
第5戦の予選は、セッティングを変えて臨んだ小出選手が、本来の力を発揮しポールポジションを奪取。荒川選手は攻めすぎてしまい5位、フレデリック選手はタイムを伸ばすことができずに、再び8位に終わってしまいました。

ドライバー Rd4予選タイム(順位) Rd5予選タイム(順位) Point(累計)
1号車 K.フレデリック 1分37秒962( 8) 1分37秒887( 8) 0( 0)
13号車 荒川 麟 1分37秒396( 3) 1分37秒566( 5) 0( 0)
50号車 小出 峻 1分37秒484( 5) 1分37秒060( 1) 1( 1)
  • :晴れ、コース:ドライ、気温:32度、路面温度:38度

■第4戦決勝(5月18日(土)午後3時30分~21周)
好スタートを切った小出選手でしたが、3位浮上を狙った3コーナー先でダートに出てしまい、順位を落としてしまいました。この混乱で1台がクラッシュし、1周目からセーフティカーランになりました。
スタートで出遅れていた荒川選手は混乱に乗じて3位に、フレデリック選手も4位にポジションアップ。リスタート後はトップが逃げ、荒川選手は2位の選手を追い、やや離れてフレデリック、小出選手が4、5位という展開になりました。
中盤から終盤にかけて、各車とも近づきはするものの、抜くまでには至らず、順位変動はないままゴールを迎えました。荒川選手はデビューレースで見事に表彰台を獲得しました。

ドライバー 決勝順位 ベストタイム(順位) Point(累計)
1号車 K.フレデリック 4位 1分41秒152( 6/11) 3( 3)
13号車 荒川 麟 3位 1分40秒170( 3/11) 5( 5)
50号車 小出 峻 5位 1分41秒344( 7/11) 2( 3)
  • 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:30度、路面温度:42度

■第5戦決勝(5月19日(日)午前9時~14周)
ポールスタートの小出選手は、このレースにニュータイヤを投入し、好スタートから後続を引き離しにかかります。2位との差は、2周目で早くも2.5秒、7周目には5秒まで開いて独走状態。11周目に後続車のコースアウトでセーフティカーランとなり、築いたリードはリセットされてしますが、落ち着いてリスタートも決めた小出選手は、完璧なレースで今シーズン1勝目、通算5勝目を飾りました。
スタートでジャンプアップを果たしたフレデリック選手は4位、荒川選手も6位に入り、着実にポイントを積み重ねました。

ドライバー 決勝順位 ベストタイム(順位) Point(累計)
1号車 K.フレデリック 4位 1分40秒594( 8/11) 3( 6)
13号車 荒川 麟 6位 1分40秒486( 6/11) 1( 6)
50号車 小出 峻 1位 1分38秒260( 1/11) 10(13)
  • 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:18度、路面温度:23度

■第6戦決勝(5月19日(日)午後0時35分~14周)
2列目4番グリッドスタートのフレデリック選手は、このレースにニュータイヤを投入。スタートでトップ野中選手の背後に迫ると、1、2周目に仕掛けますが、うまく抑えられてしまいました。逆にタイヤをロックさせてしまったこともあってペースが上がらず、4周目からは後続車に攻め立てられてしまいました。しかし、残る10周を巧みに抑えきって2位フィニッシュを果たし、初の表彰台に上りました。
荒川選手はスタートでポジションを落としてしまったものの5位、小出選手はレース途中にフライングスタートの判定が出てしまい、プラス5秒のペナルティで8位となりました。

ドライバー 決勝順位 ベストタイム(順位) Point(累計)
1号車 K.フレデリック 2位 1分40秒924( 6/11) 7(13)
13号車 荒川 麟 5位 1分40秒855( 5/11) 2( 8)
50号車 小出 峻 8位 1分40秒800( 4/11) 0(13)
  • 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:23度、路面温度:35度

■1号車ドライバー ケイレン・フレデリック選手コメント
最後のレースを2位で締めくくることができ、とても嬉しいです。ただ、木曜、金曜日の練習走行では良い感触でしたが、予選では発熱に対し敏感なタイヤを1周に渡って良好な状態に保つことが難しく、下位に沈んでいましました。これは次のレースに向け、原因を突き止め改善する必要があります。この週末は、最後までグリップ不足に悩まされましたが、その状況のなか、4位、4位、2位というリザルトを得られたことは良かったと思います。

■13号車ドライバー 荒川 麟選手コメント
今週初めてオートポリスでSFライツをドライブしましたが、自分なりにレースウィークを組み立てられたように思います。ただ、決勝は3レースともにスタートがうまくいかず、速さを結果に結びつけられなかった悔しさは残りました。当初自分で想定したより内容は良かったのですが、この週末のポテンシャルを考えると30点の出来です。次のチャンスでは今回の経験を生かし、しっかり結果を残したいと思います。

■50号車ドライバー 小出 峻選手コメント
良いところもあれば、悪いところもあり、浮き沈みの激しい週末でした。第5戦は思った通りのレースができましたが、他のレースはミスもあってポイントを取りこぼしていますので、反省すべき点は多いですね。ただ、開幕大会で1勝できたのはポジティブにとらえています。今回はクルマもタイヤも未知の部分が多かったのですが、1大会を終えていろいろ見えてきましたので、次のレースまでにしっかり準備をして、タイトル争いについてもシーズン前半で挽回したいと思います。

マスタークラス

今大会のマスタークラスは、今田選手、DRAGON選手に加えて、SFライツデビューとなる清水選手がエントリー。13年ぶりのレース復帰、初のフォーミュラで、今シーズン中にどこまでベテラン二人に迫るのかに注目です。

■第4、5戦予選
第4戦の予選では、今田選手がワンアタックで1分40秒324をマーク。DRAGON選手は2度目のアタックで1分40秒885までタイムアップしましたが、大きく水を開けられてしまいました。清水選手は初の予選でDRAGON選手の1秒遅れと健闘しました。
第5戦の予選も、今田選手が制して連続でクラスポールポジションを獲得。DRAGON選手は、第4戦よりタイムアップして差を縮めましたが、届きませんでした。

ドライバー Rd4予選タイム(順位) Rd5予選タイム(順位) Point(累計)
4号車 今田信宏 1分40秒324(M1) 1分40秒557(M1) 1+1( 2)
8号車 清水康弘 1分41秒869(M3) 1分42秒583(M3) 0( 0)
30号車 DRAGON 1分40秒885(M2) 1分40秒792(M2) 0( 0)

■第4戦決勝(21周)
レース序盤は、トップに立った今田選手とDRAGON選手の間に、スタートで遅れた若手ドライバーが入って、両者の差は開きますが、5周目からは今田選手の背後にDRAGON選手が迫り、この状態がレース終盤まで続きました。
しかし、15周を経過したあたりから、1分44秒台をキープし続ける今田選手に対し、1分45秒台にペースの落ちたDRAGON選手が徐々に引き離され、そのままフィニッシュを迎えました。清水選手は単独走行になりましたが、1分46秒台をコンスタントにマークし、デビュー戦で完走を果たしました。

ドライバー 決勝順位 ベストタイム(順位) Point(累計)
4号車 今田信宏 M1位(総合 8位) 1分42秒831(M2) 10(12)
8号車 清水康弘 M3位(総合10位) 1分44秒864(M3) 5( 5)
30号車 DRAGON M2位(総合 9位) 1分42秒790(M1) 7( 7)

■第5戦決勝(14周)
DRAGON選手がスタート直後の電装系トラブルで大きく遅れてしまい、今田選手が約5秒のマージンを築いたままレースは進みました。両者のラップタイムは1分41秒台でほぼ変わらず、差も変わることはありませんでした。しかし、8周目に清水選手がコースアウトしてグラベルにストップしたことで、セーフティカーランとなり両者の差はなくなりました。DRAGON選手にとってはリスタートが唯一のチャンスでしたが、今田選手はここでもトップを守り、連勝のチェッカーを受けました。

ドライバー 決勝順位 ベストタイム(順位) Point(累計)
4号車 今田信宏 M1位(総合 9位) 1分41秒190(M1) 10(22)
8号車 清水康弘 DNF 1分43秒838(M3) 0( 5)
30号車 DRAGON M2位(総合10位) 1分41秒214(M2) 7(14)

■第6戦決勝(14周)
このレースにニュータイヤを投入し、一矢報いたいDRAGON選手でしたが、スタートでは同じくニュータイヤの今田選手がトップを堅持。それでもDRAGON選手は背後から執拗にプレッシャーをかけ続けます。5周目、今田選手に並びかけたDRAGON選手でしたが、ここで両者が接触。このアクシデントで二人の差は5秒まで開いてしまいました。
DRAGON選手は、最後まで諦めずに今田選手を追いますが、1.5秒差まで迫ったところでチェッカー。今田選手が開幕大会を3連勝という最高の形で締めくくりました。清水選手は二人から大きく遅れましたが、今大会二度目のチェッカーを受けました。

ドライバー 決勝順位 ベストタイム(順位) Point(累計)
4号車 今田信宏 M1位(総合 9位) 1分41秒706(M1) 10(32)
8号車 清水康弘 M3位(総合11位) 1分45秒161(M3) 5(10)
30号車 DRAGON M2位(総合10位) 1分41秒850(M2) 7(21)

■4号車ドライバー 今田信宏選手コメント
3連勝できてほっとしています。昨年、股関節を痛めたので、なるべく身体に負担をかけないようリラックスして走ることを心がけました。トレーニングもできませんでしたので、体力的にも厳しくなることを危惧していましたが、気温も予想より上がりませんでしたので乗り切れました。力を抜いて走れたことが逆に良い結果を生んだようにも思いますし、それも含め、今回は全般的に流れが自分の方にきていたように思います。

■8号車ドライバー 清水康弘選手コメント
待ちに待った開幕ラウンドでしたが、厳しい週末になりました。セットアップの方向性も見失いましたし、なにより私のコースへの習熟度が低く、スピードが圧倒的に足りませんでした。ブランクはありましたが、もう少し走れるものと安易に考えていたことを反省しています。次戦以降はレースへの向き合い方も変えて取り組んでいきたいと思います。

■30号車ドライバー DRAGON選手コメント
この週末は流れが良くなかったですね。ドライバーが乗れているときに、クルマにトラブルが出たり、クルマが完調なときにドライバーがミスをしたり、ということが度々起きていました。振り返ると、今田選手のチームはドライバー、クルマ、クルーも含めた総合力で上回っていたということだと思います。とにかく三連敗を喫してしまったことは謙虚に受け止めて、次はやり返すぞという気持ちでいます。


関連記事

特集記事

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

TOP