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タイヤ選択が的中し躍進するも、課題を残して週末を終える
HFDP with B-Max Racing Team(チーム代表 今関佳斗)は、9月18日〜20日にスポーツランドSUGOで行われたFIA-F4選手権(チャンピオンクラス)第9、10戦に参戦し、百瀬翔選手が難しいコンディションになった第9戦で4位、黒沢和真選手も7位に入賞し、揃ってポイントを獲得しました。
今シーズンも残すところ3大会、6レース。ここまで思うような結果を出せていないチームは、流れを変えるべく、万全の準備でSUGO入りしました。しかし、レースウィークは、大型台風の接近と秋雨前線の影響で、不安定な天候が続きました。
■第9、10戦予選(9月18日(金)午後1時10分〜30分)
曇天ながら、やや蒸し暑さを感じる天候となった予選。前日の練習走行から徐々に改善の兆しが見えていた二人は、ウォームアップをしながら1周を終えますが、ここで赤旗が提示され予選は中断。再開後にアタックに入りますが、百瀬選手1分24秒801、黒沢選手1分25秒111とタイムアップしたところで、再び赤旗中断。
残り4分で再開しますが、リズムを崩した百瀬選手は1分24秒719で15位、黒沢選手は1分24秒893で21位(セカンドタイムでも13位、21位)と、不本意な結果で予選を終えることになりました。

| ドライバー | 第9戦予選Bestタイム(順位) | 第10戦予選2ndタイム(順位) | |
| 50号車 | 百瀬 翔 | 1分24秒719(15) | 1分24秒730(13) |
| 51号車 | 黒沢和真 | 1分24秒893(21) | 1分25秒103(21) |
- 天候:曇り、コース:ドライ、気温:24℃、路面温度:32℃
■第9戦決勝(9月19日(土)午前9時20分〜17周)
雨は止んだものの、路面は薄っすらと濡れ、タイヤ選択に悩むダンプコンディションになりました。二人はこれまでの経験からスリックタイヤを選択。これが順位を大幅に上げることになりました。
序盤はレインタイヤを装着した車両のペースが、スリックタイヤ勢よりラップ2秒ほど速かったのですが、急速に乾く路面に、5周目を境にして立場が逆転。同周回に百瀬選手14位、黒沢選手19位だった順位は、10周目には揃ってポイント圏内の8位と10位に、さらに12周目には5位と7位にまでポジションを上げました。
13周目の馬の背コーナーで、接触からストップした車両があり、セーフティカー(SC)が入りました。結局、レースはSC先導のままフィニッシュとなり、最終順位は百瀬選手4位、黒沢選手7位と、それぞれ11ポジション、14ポジション上げてレースを終えました。

| ドライバー | 決勝順位 | ベストタイム(順位) | Point(累計) | |
| 50号車 | 百瀬 翔 | 4位 | 1分26秒306( 4) | 12(55) |
| 51号車 | 黒沢和真 | 7位 | 1分26秒645( 7) | 6(21) |
- 天候:曇り、コース:ウェット、気温:20℃、路面温度:24℃
■第10戦決勝(9月20日(日)午前9時20分〜17周)
雨が降り続き、コースは完全なウェット。全車レインタイヤを履いて、SC先導でのスタートとなりました。スタートでポジションアップを狙っていた百瀬選手にとっては、そのチャンスがなくなってしまいましたが、それでもウォータースクリーンで視界の利かないなか、13番グリッドから着実にポジションアップし、レース折り返しの8周目には10位まで上げることに成功しました。
21番スタートの黒沢選手も、後方集団のなかで果敢に攻めて、5周目には20位、8周目には19位にポジションを上げました。
終盤、コースアウトした車両の処理でSCが入り、レースはそのままフィニッシュを迎え、百瀬選手は10位で貴重な1ポイントを獲得し、黒沢選手は18位でフィニッシュしました。

| ドライバー | 決勝順位 | ベストタイム(順位) | Point(累計) | |
| 50号車 | 百瀬 翔 | 10位 | 1分34秒833(11) | 1(56) |
| 51号車 | 黒沢和真 | 18位 | 1分35秒319(16) | 0(21) |
- 天候:雨、コース:ウェット、気温:22℃、路面温度:21℃
■チーム監督 武藤英紀コメント
「事前テストでセットの方向性を定めて今大会に挑みましたが、コンディションが安定せず、準備してきたことを思うように試すことができずに厳しいレースとなりました。
予選は赤旗が重なり、アタックが中断されるなど難しい展開でしたが、そのような状況下でしっかりまとめ上げられなかった点に実力不足を感じています。もう少し前のポジションからスタートできていれば、違うレース展開にできたと思います。
ドライバーがミスなく走り切ってくれたことは収穫ですが、やはり予選で上位グリッドを確保できないと勝負の権利はありません。実績あるエンジニアやメカニックがマシンを作り上げているので、あとはドライバーが個々の課題をクリアする必要があります。応援いただいている方々の期待に応えられるよう、引き続き、ドライバーとともに改善を重ねていきたいと思います。応援ありがとうございました」
■50号車ドライバー 百瀬 翔選手コメント
「第1レースは、ドライタイヤを選択した判断がはまり、ポジションを上げて最低限のポイントを獲得することができました。第2レースは、SCスタートの判断が個人的には残念でしたが、終始バトルを仕掛けて、前車を抜けたのは良かったと感じています。ただ、もう少し早い段階で仕掛けていれば、あといくつか順位を上げることができたはずですので、攻め方は反省しています。
とにかく、一番の課題は予選です。今回は練習走行の段階から、良い流れを作ることができず、赤旗が頻繁に出る状況でアタックをまとめきれませんでした。これは自分の力不足ですので、1周をきっちりまとめきる力を磨いていきます。最終戦のオートポリスに向けて、今回の反省を活かし、さらに上を目指して頑張ります」
■51号車ドライバー 黒沢和真選手コメント
「第1レースは、スリックタイヤの選択が上手くいき、順位を上げることができましたが、第2レースは、視界も悪く、集団の中で厳しい展開になってしまいました。やはり、予選の順位が結果に大きく影響してしまいますので、予選でもっと上の位置を取れていれば、違った週末にできたはずです。
自分のなかでは予選における課題は明確で、新品タイヤを履いてグリップが上がったときに、マシンを如何に曲げ切れるかという点です。今回の予選では、その症状がより顕著に出てしまって、後方グリッドに沈んでしまいました。この課題を解決できれば、予選でのパフォーマンスをもっと上げることができると考えています。まずは予選の走りを改善できるよう、しっかり対策に取り組んでいきます」
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