2026 SF鈴鹿テスト(2/25-26)レポート

Super Formula

野村選手が存在感を放ちテストを終える

San-Ei Gen with B-Max(チーム代表 組田龍司)は、2 月 25~26 日、鈴鹿サーキットで行われた、スーパーフォーミュラ(SF)選手権公式テストに参加しました。
初日はウェット、2日目はドライというコンディションのなか、新体制となったチームは順調にテストを進めました。野村勇斗選手は、レギュラードライバーに遜色ない速さを見せ、開幕大会に向けて十分な手応えを掴んでテストを終えました。

■1日目(走行時間:10:00〜12:00 / 14:00〜16:30)
テスト初日は、夜半からの雨で、終日コースは完全なウェットコンディションになり、この日は、野村選手の雨のSF走行に対する習熟をメインに進めました。
午前のセッションは、途中雨が強くなる不安定なコンディションとなりましたが、野村選手は12〜13番手で周回を重ねました。終了間際に雨が止むと、他車は軒並みタイムアップ。野村選手もコースインしましたが、直後に赤旗が提示され、タイムを上げることは叶いませんでした。それでも、参加車中、最多タイとなる29周を走りました。
午後も、雨が強くなったり、弱くなったりを繰り返す難しいコンディションとなりました。クラッシュでの中断により走行時間が延長されましたが、野村選手は終始安定した走りで、序盤にマークしたタイムで12番手。25周を走って雨の経験値を上げました。

ドライバー Session1タイム(順位) Session2タイム(順位)
50号車 野村勇斗 1分50秒722(18) 1分48秒345(12)
  • 天候:雨、コース:ウェット 気温:15℃(Ses.1)/15℃(Ses.2)、路面温度:15℃(Ses.1)/16℃(Ses.2)

■2日目(走行時間:10:00〜12:00 / 14:00〜16:25)
 ドライコンディションとなったテスト2日目。野村選手は、午前のセッション開始から積極的に攻め、レギュラー陣に伍して、常にトップ5に入る位置で周回を重ねました。
残り50分の時点で、トップの岩佐選手に次ぐ2番手につけ、赤旗での中断を挟んで最後のアタックに臨みました。しかし、位置取りが上手くいかずにトラフィックに遭遇してしまい、タイム更新はならず。他車がタイムを上げたため、8番手で走行を終えました。
午後のセッションは、開始早々、午前のベストに匹敵するタイムをマークしましたが、その後ミッショントラブルが出てしまいました。ガレージで修復を試みましたが、走行時間内の修復は叶わず、このセッションは7周しか走行できずに終えることになりました。
トラブルは悔やまれますが、チームも野村選手も、今回のテストで上位を狙える手応えを掴みました。チームの士気も上がっていますので、良いムードのまま、開幕大会に臨みたいと思います。

ドライバー Session3タイム(順位) Session4タイム(順位)
50号車 野村勇斗 1分37秒222( 8) 1分37秒263(16)
  • 天候:晴れ、コース:ドライ 気温:15℃(Ses.3)/19℃(Ses.4)、路面温度:18℃(Ses.3)/29℃(Ses.4)

■チーム監督 武藤英紀コメント
「ドライバーもクルマも、12月のテストから格段に進歩しています。ペースも非常に良かったですし、現段階では良いポジションにいるように思います。最終セッションのトラブルは、これから、というタイミングで出てしまったので、そこは悔やまれますが、レース前に出たことはポジティブにとらえています。
ただ、涼しい鈴鹿で良くても、開幕でつまずくというのはこれまでも見てきていますし、今年は開幕がもてぎですので、今回の好調さもまだ半信半疑というのが正直なところです。でも、着実に進歩はしていますので、期待してください」

■アドバイザー 大津弘樹コメント
「ウェットもドライも走れましたし、非常に良いテストだったと思います。野村選手には、彼が最短ルートで実力を発揮できるよう、車載映像を比較してライン取りなどについてアドバイスしましたが、ドライでのパフォーマンスは想像以上でしたね。トラブルなく走って最後の詰めができていれば、さらに良くなったと思います。ただ、ベースとなるセットは良いものが見つけられましたので、もてぎに向けては、かなり手応えを感じることができました」

■チーフエンジニア 今関佳斗コメント
「年末のテストと比較すると、野村選手もSFに慣れてきましたし、かなり進歩したという印象です。今回のテストでは、メカニカルなグリップをいかに出すかというテーマで臨みました。今までバランスが取れていない部分がありましたが、そこが想定どおり上手くいきました。クルマに幅ができたという表現がしっくりくるかもしれません。
開幕のもてぎは、速度域が違うので何とも言えませんが、今回のテストでこれまでのネガティブな部分は解消する方向に向かっています。チームの雰囲気も良いので、このままいきたいですね」

■ドライバー 野村勇斗 選手コメント
「これまで雨は走ったことがなかったので、ウェットの経験を積めたことは、非常にポジティブでした。2日目の午後はトラブルであまり走れませんでしたが、フィーリングとしては良かったですし、タイムもまだまだ詰められる感触を持っています。
もてぎは、コースのキャラクターが異なりますが、得意なサーキットですし、何よりもチームの雰囲気がとても良いので、本当に楽しみです」

Photo Gallely


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