苦しみながらも開幕戦以来の入賞を果たす
San-Ei Gen with B-Max(チーム代表 組田龍司)は、7月17~19日、富士スピードウェイで行われた、全日本スーパーフォーミュラ選手権第3、6、7戦に参戦し、野村勇斗選手が、第6戦で9位と開幕戦以来となる入賞を果たしました。
今大会は、悪天候で中止となった第3戦の代替レースが組まれたため、土曜日に第6、7戦の予選と第6戦の決勝を、日曜日に第3、7戦の決勝を行うという変則的なスケジュールで行われました。
■第6戦予選(7月18日(土)午前8時15分〜9時00分)
朝方から降っていた小雨も止み、コースはウェットながら回復傾向にある難しいコンディションのなか予選が行われました。Q1Bグループに出走した野村選手は6位でQ2に進出。Q2ではさらにコース状況が改善されるなか、一旦ピットに入って新しいレインタイヤに履き替えてアタックに臨みました。野村選手は、セッティングが完璧とはいえないマシンで攻め、9位で午後の決勝に臨むことになりました。

| ドライバー | セッション | タイム(順位) | Point(累計) | ||
| 50号車 | 野村勇斗 | 予選 | Q1 | 1分33秒644( 6) | 0( 3) |
| Q2 | 1分33秒030( 9) | ||||
| 総合順位 | 9位 | ||||
- 天候:曇り/雨、コース:ウェット、気温:24度、路面温度:25度
■第7戦予選(7月18日(土)午前10時35分〜11時20分)
コースがドライへと変化するなか、野村選手は最初からニュータイヤを履いて十分なウォームアップの後、アタックに入りました。しかし、アタックに入る前周の後半で前の車両に引っかかってしまい、ここでリズムを崩して100分の6秒差でQ2進出はならず。第3戦オートポリス戦以来、今季2度目のQ1敗退となってしまいました。

| ドライバー | セッション | タイム(順位) | Point(累計) | ||
| 50号車 | 野村勇斗 | 予選 | Q1 | 1分23秒696( 7) | 0( 3) |
| Q2 | – | ||||
| 総合順位 | 13位 | ||||
- 天候:曇り、コース:ウェット、気温:28度、路面温度:30度
■第6戦決勝(7月18日(土)午後4時15分~41周)
序盤、降雨によりコースの一部が濡れる難しいコンディションのなか、野村選手は序盤10位まで順位を落としましたが、1台ずつ抜いて15周目には7位まで順位を回復。19周目にピットインしてコース復帰しました。
後半もペースは思うように上がらず、苦しい走りを強いられますが、トップ10圏内でレースを進め、最後まで前車を追い続けて9位フィニッシュ。粘りの走りで、開幕戦以来の入賞を果たしました。

| ドライバー | セッション | 順位/タイム(順位) | Point(累計) | ||
| 50号車 | 野村勇斗 | 決勝 | 順位 | 9位 | 2( 5) |
| ベストタイム | 1分25秒689(19) | ||||
- 天候:曇り/雨、コース:ドライ/ウェット、気温:26度、路面温度:29度
■第3戦決勝(7月19日(日)午前10時05分~25周)
18番グリッドから抜群のスタートダッシュで、1コーナまでに順位を上げた野村選手でしたが、スピンした車両を避けて失速。大きく順位を落としてしまいました。
セーフティカー(SC)ランの解除後、20位から一つずつポジションを上げ、途中、前車を抜く際の接触でホイールを損傷するというアクシデントもありましたが、粘り強く走って14位で完走を果たしました。

| ドライバー | セッション | 順位/タイム(順位) | Point(累計) | ||
| 50号車 | 野村勇斗 | 決勝 | 順位 | 14位 | 0( 5) |
| ベストタイム | 1分26秒010(20) | ||||
- 天候:曇り、コース:ドライ、気温:28度、路面温度:31度
■第7戦決勝(7月19日(日)午後4時20分~41周)
前2レースで思うようにペースが上がらなかったため、セットを大きくアジャストして今大会3レース目に臨みました。フォーメイションラップでオイルを撒いてしまった車両があり、レースは45分遅れでSC先導によりスタート。
「クルマのバランスはこの週末で一番良かった」と、野村選手はレース前半、ポイント圏内をキープし26周目にピットイン。タイヤ交換作業でタイムロスをして順位を落としますが、最後まで前車を追い続け14位でフィニッシュしました。

| ドライバー | セッション | 順位/タイム(順位) | Point(累計) | ||
| 50号車 | 野村勇斗 | 決勝 | 順位 | 14位 | 0( 5) |
| ベストタイム | 1分25秒370(14) | ||||
- 天候:曇り、コース:ドライ、気温:29度、路面温度:33度
■チーム監督 武藤英紀コメント
「3レース目は、前の2レースに比べてペースが改善されて良くなっていました。ただ、ピットインのタイミングは検証する必要があります。データと照らし合わせて入念に振り返りを行い、どうすべきだったのか明確にしないと、毎回迷いが生じてしまいます。そのうえで、作戦を立てる側もフレキシブルに動けるようにしないといけないですね。
チームの力がまだまだ足りないと感じていますので、作戦面で明確なターゲットを決めて、共有する必要があります。ピット作業でのロスタイムも、チーム全体の課題として捉え、練習やコミュニケーションを重ねて底上げをしないと、予選が良くても決勝が厳しくなってしまいます。
次は菅生ですが、相性は良いと思うので、明確な作戦を立て、チーム力を高めて臨みたいと思います。引き続き、応援よろしくお願いします」
■アドバイザー 大津弘樹コメント
「週末を通じて、毎レースごとにマシンのセットを大幅に変えながら臨みました。3レース目は、ペース自体悪くなかったのですが、ピットでのロスタイムや戦略がうまくハマらなかったのが響きました。今大会は、選んだ戦略がすべて裏目に出てしまった印象で、正直悔しさが残ります。ただ、1、2レースに比べて3レース目はペースも良く、ピーク時のタイムも満足できるものでした。
富士のレースには少し苦手意識があったのですが、良い方向性が見えたのは収穫でした。次の菅生、そして秋の富士大会に必ず良い形で反映できると思います」
■チーフエンジニア 今関佳斗コメント
「今大会の中では、3レース目が一番良かったと思います。ただ、周りのチームと比べるとまだまだペースが足りていないですね。同等か、それ以上のペースがないと追い抜くことはできないので、クルマだけでなく、全体のレベルを上げる必要性を感じています。
ピット作業については、メカニック全員がプレッシャーの中で一生懸命やってくれているのは分かっています。ただ、ドライバーに対して本当に申し訳ないですし、そこはチーム全員が同じ思いを抱えていますので、今後、練習やコミュニケーションを重ねて改善していきたいと思います。
次の菅生はもともと相性が良いコースですし、今回のレースでいくつか見つかった課題もあるので、前を向いて頑張ります。菅生ではポール・トゥ・ウィンを目標に狙っていきたいと思います」
■ドライバー 野村勇斗 選手コメント
「前の2レースに比べると、3レース目はペースも良く、集団の中で競り合えていましたので感触は悪くありませんでした。ただ、ピット作業でのロスもあって、後半は入賞圏内から脱落してしまう結果になりました。マシンの感触自体は悪くなかっただけに、ポイントを獲れなかったのは悔しいですね。
今大会を終えて、マシンとしては徐々に良くなってきている実感はあります。今大会はスケジュールもイレギュラーな部分があって、レースウィークの組み立てが少し難しい面もありましたが、次の菅生は1レース制ですし、集中できるようしっかり準備して臨みます。菅生は得意なコースですし、相性も良いと思うので、勝ちを狙いたいですね。頑張ります」
| Photo Gallery |




























