このB-Max Racingストーリー第2章(第11〜15話)は、2026年2月現在の内容です。文中敬称は略させていただきます。
NISMOとの提携解消
「日本でレースをやる以上、スーパーGTは絶対やるべきだ」(B-Maxストーリー第7話)。フォーミュラに傾倒していた組田を宮田(現モータースポーツ事業部長)が、そう諭して参入したスーパーGTは、NISMO(ニッサン・モータースポーツ)との提携により、2014年から参戦が続いていた。
2018年からはクラスもGT500へとステップアップし、B-Maxとしては、2017年から参入したスーパーフォーミュラとあわせ、国内2大トップカテゴリーへの参戦を続けるチームの一つとしての地位を固めつつあった。

しかし、8年間続いた提携は、2021年に終わりを迎える。この年のシーズン中にNISMOから提携解消を言い渡されたのだ。翌年から、使用車両がGT-RからZに変更されることに伴い、陣営の体制を変更するとのことだった。
「レースの世界ではままあることですから、仕方ないと思いつつも、正直焦りました。翌シーズンに向け、そのためのスタッフも雇用していましたから」
チームオーナーの組田は、急きょ新たな仕事を生み出さなければならなくなった。
ミドルフォーミュラを事業の軸に
そこで活路を見出したのが、2011年から参戦を続け、2011年、2017年、2019年、2021年とドライバー部門のチャンピオンを獲り、実績を積み重ねてきたミドルフォーミュラだった。
ミドルフォーミュラのカテゴリーには、参戦を続けてきた全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(2020 年に全日本F3選手権から改称)、そして、2020年から始まったフォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ選手権があった。

それまでニッサンの育成プログラム(NDDP)との関係があり、ドライバーにも制約があったが、それが自由になったことで、このカテゴリーで広く門戸を開いたのだ。当時は、海外ドライバーからの打診や、ジェントルマンドライバーからの需要もあったため、台数増を見越して、レンタル用の車両を購入し拡充を図ったのだ。
そして、組田は新たな自動車メーカーとの提携についても模索を始める。




















