SFL富士合同テスト(3/23-24)レポート

Super Formula Lights

手応えを掴んで、開幕前最後のテストを終える

B-Max Racing Team(SFLチーム代表 組田龍司)は、3月23~24日、富士スピードウェイで行われた全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権の合同テストに参加し、開幕に向け確かな手応えを掴んでテストを終えました。
やや気温は低かったものの、天候に恵まれた2日間のテストは、木村偉織選手、菅波冬悟選手ともに、SFライツマシンの動きを見極めながら、慎重にタイムを縮めていく形で進め、予定していたメニューを消化し充実したものとなりました。

■テスト1日目(3月23日(水) Session1:12:50~14:40)
ドライバーが、マシン、コースを習熟することに主眼を置いた1日目。慎重に走行をスタートした木村選手に対し、他のカテゴリーでコースを走り込んでいる菅波選手は、走り始めから積極的な走行を見せ、開始35分で1分34秒419までタイムアップ。その後も少しずつタイムを削り取り、最後のアタックでは1分33秒696をマークしました。
木村選手は、開始60分を過ぎたあたりから徐々に攻めはじめ1分34秒313をマークすると、最後は菅波選手を僅かに上回る1分33秒575までタイムアップをして、テスト初日を終了しました。

ドライバー Ses.1ベストタイム(順位)
1号車 木村偉織 1分33秒575(6/14)
50号車 菅波冬悟 1分33秒696(7/14)
  • Ses.1 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:11.6→10.1度、路面温度:18.6→18.9度

■テスト2日目(3月24日(木)Session2:10:00~12:00/Session3:14:20~16:30)
晴天のもと、午前のセッション2がスタート。まずは木村選手、菅波選手ともユーズドタイヤでコースイン。積極的に周回を重ねました。開始から40分経過し、木村選手が1分33秒693、菅波選手が1分33秒611とすでに昨日に匹敵、または上回るタイムをマークして、他チームの選手と競り合いながら常にタイミングモニターの上位に名を連ねました。その後も徐々にタイムを詰めていった2人は、最後のアタックで菅波選手1分33秒042、木村選手1分33秒273をマーク。僅差となったセッションを1位、4位で終えました。
午後もセットアップを進めながら周回を重ね、開始から1時間を経過したところで、木村選手1分33秒311(2位)、菅波選手1分33秒410(3位)と安定して好位置をキープし続けました。気温、路面温度ともに低くなった終盤、最後のアタックは、木村選手が1分33秒038までタイムアップし3位、菅波選手は些細なトラブルが出てしまいアタックができませんでしたが、それでもセッション中盤にマークした1分33秒150でトップから0.2秒遅れの5位。2人とも上位の一角に確実に食い込む力があることを示してテストを終えました。

ドライバー Ses.2ベストタイム(順位) Ses.3ベストタイム(順位)
1号車 木村偉織 1分33秒273(4/13) 1分33秒038(3/13)
50号車 菅波冬悟 1分33秒042(1/13) 1分33秒150(5/12)
  • Ses.2 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:10.2→14.0度、路面温度:23.0→35.7度
  • Ses.3 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:13.8→10.0度、路面温度:27.9→19.0度

■チーム代表 組田龍司コメント
上位のドライバーたちはクルマも含め非常に僅差で、些細なミスで入れ替わる可能性があります。そのなかで菅波選手は2日目午前のセッションでトップを獲りましたし、木村選手も安定した速さを見せることができました。あとは本番にいかにピークを合わせられるかだと思いますが、優勝を狙えるポテンシャルは十分あると思っています。今回のテストではそれを実感することができました。ただ、2人ともルーキーですので、経験の差が出やすいシーズン序盤をどう戦うかが鍵になると思います。

■チーム監督 高木真一コメント
1日目はスーパーフォーミュラの走行後で、レースウィークと同じ環境のもとでの走行ということもあり、タイム的にも期待をしていましたが、少し気温が低すぎたようです。2日目の午前中は気温も上がり開幕の環境に近づいたと思いますが、コンディションの変化に合わせたセットアップも順調に進み、2人とも良いパフォーマンスを示すことができました。鈴鹿のテストより確実にステップアップしていることを実感できましたし、開幕に向け収穫の多いテストでした。

■チーフエンジニア 宮田雅史コメント
初日はコンディションにクルマを合わせきれなかった面がありましたが、気温の上がった2日目は上手くアジャストできたと思います。ニュータイヤによる一発の速さなど、ドライバー側の課題もまだありますので、もっと走り込みたかったというのが本音です。欲を言えばきりはありませんが、他との差も分かりましたし、いろいろ試すことができましたので、開幕に向け準備を整えたいと思います。

■1号車ドライバー 木村偉織選手コメント
鈴鹿のテストは満足のいくものではありませんでしたが、今回はフィジカル面やシミュレーターでのトレーニングなど準備を整えて臨みました。セッションのトップをとることはできませんでしたが、常にトップが見える位置でトラブルなく走り続けることができ、マシンのアジャストも良い方向にいきましたので、充実したテストだったと思います。
ただ、自分のベストの走りはできていませんでしたので、フィジカル面、ドライビング面ともに改善すべき点は多くあります。開幕戦に向け、チームとミーティングを重ねたいと思います。

■50号車ドライバー 菅波冬悟選手コメント
SFライツは初参戦ですので、自分に物差しがないなかで模索しながらのドライブとなりました。1日目で走り方の方向性は掴めましたので、2日目はコンディションに合わせてマシンをアジャストしていきました。セッション2ではトップタイムで終わることができましたが、富士はセクター1、2、3とキャラクターの異なるコースですので、全体的にバランス良く改善していったことが結果に結びついたという感じです。
午後も滑り出しは良かったのですが、最後にニュータイヤでアタックしようとしたところ、マシントラブルが出てしまいました。アタックできればトップを獲れる自信はありましたし、ユーズドタイヤで僅差の5位ですので、そこはポジティブにとらえています。有意義なテストでした。

マスタークラス

1日目、ニューカラーとなった4号車(今田車)は、まずコーチ役である佐々木大樹選手がドライブしました。1分34秒168と若手レギュラードライバーを上回るタイムをマークしたところで今田信宏選手にチェンジ。交代から30分で1分35秒782とマスタークラスのトップとなるタイムをマークしました。
DRAGON選手は、走り始めから徐々にタイムアップし、セッション折返しとなる55分経過時に1分36秒732をマーク。その後も少しずつタイムを縮め、終盤1分35秒902と今田選手に迫るタイムを記録しました。
2日目午前のセッションは、4号車は佐々木選手、30号車(DRAGON車)は名取鉄平選手が乗り、セッティングを進めていきました。終盤、30号車にはトラブルが出てしまい、ここで走行を終えました。
午後は、4号車は引き続き佐々木選手がセッティングを進め、50分経過したところで今田選手にドライバーチェンジ。交代後まもなく1日目のタイムを上回る1分35秒466をマークすると、その後はコンスタントに1分34秒台を記録。最後は34秒台を連発し最終的に1分34秒451までタイムアップを果たしました。

ドライバー Ses.1ベストタイム(順位) Ses.2ベストタイム(順位) Ses.3ベストタイム(順位)
4号車

今田信宏

佐々木大樹

1分35秒782(12/14)

1分34秒168(9/14)

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1分33秒639(10/13)

1分34秒451(12/13)

1分33秒506(9/13)

30号車

DRAGON

名取鉄平

1分35秒902(13/14)

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1分33秒545(7/13)

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■4号車ドライバー 今田信宏選手コメント
1日目にセッティングが決まらなかったので、2日目は佐々木選手にお願いして時間内で納得できるレベルまで調整してもらい、そこでドライバーチェンジしました。最終的に佐々木選手から1秒以内の差になりましたので、そこは良かったと思います。
今年の目標は、鈴鹿ではトップから2秒以内、富士やSUGOでは1秒以内です。そうすれば若手の下位選手と絡めるという計算です。今年は上位が僅差になりそうですが、まだ、詰められる余地はありますので、目標をクリアできるよう頑張りたいと思います。

■30号車ドライバー DRAGON選手コメント
トラブルが出てしまって最後のセッションを走れなかったのは残念でしたが、セッティングの方向性は見えていますので、本番ではライバルの今田選手に負けないよう、気合いを入れて開幕戦に臨みたいと思います。



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